世界一周⑨ パリ「エッフェル塔」
エッフェル塔へ向かう旅路
ホテルで休憩して体力を回復した後、いよいよエッフェル塔へ向かうことにしました。
ホテル近くの地下鉄から乗り込み、移動の間に次第に高まる期待感を感じながら進みます。
エッフェル塔に向かう途中、自由の炎(ダイアナ妃慰霊モニュメント)に立ち寄りました。
この場所は、広場の中心に自由の炎のモニュメントがあり、その真下には車のトンネルが通っています。
ここが、ダイアナ妃が不慮の事故で亡くなった場所として知られており、多くの人々が手を合わせたり、花を手向けたりしていました。
その光景を目にすると、彼女の悲劇的な死が今なお多くの人々の心に深く刻まれていることを実感します。
沢山の人が手を合わせたり、花を手向けていました。
そこからセーヌ川沿いを歩いて進むと、ついにエッフェル塔が目に飛び込んできました。
川の対岸にそびえ立つその姿は圧巻で、写真で何度も見ていたはずなのに、実際に目の当たりにすると感動が込み上げてきます。
ただ、見えている場所から思った以上に距離があり、歩いて行くと意外と遠いと感じました。
エッフェル塔に到着した時には、頂上まで行ける当日券は既に売り切れていました。
事前にチケットを手配しておくべきだったと思いつつ、塔の周りで写真を撮ったり、その雄大な姿を目に焼き付けることに集中しました。
シャンパンフラッシュ(夜に行われるエッフェル塔のライトショー)を見るのも楽しみにしていましたが、長い観光の疲れが溜まっていたこともあり、今回は断念することにしました。
セーヌ川沿いの広場のような場所に腰を下ろし、しばし休憩。
行き交う観光客や、川の流れを眺めながら過ごす時間はとても穏やかで、パリの旅の締めくくりにふさわしいひとときでした。
エッフェル塔をバックに記念撮影をした後、夜を待つことなくホテルへと戻ることにしました。
今回はエッフェル塔の頂上や夜景を楽しむことができませんでしたが、その分次回への楽しみが増えたような気がします。
エッフェル塔はただの観光スポットではなく、歴史やロマンを感じさせる存在であり、どこから見てもパリの象徴としての威厳を放っています。次回は事前にしっかりと準備をして、塔の頂上からパリの街を一望し、ライトアップされた夜の姿を存分に堪能したいと思います。
エッフェル塔への旅路は、パリの魅力を改めて感じさせてくれる素晴らしい経験でした。
この街が人々に愛される理由を、自分の足で歩き、自分の目で見て、心で感じることができたのは、何にも代えがたい思い出です。